もうすぐ、「こどもの日」ですね!
男の子がいる家庭はこいのぼりや兜を飾るところが多いのではないでしょうか。
そこで今回は兜(カブト)を飾る場所は玄関でいい?時期や意味についても解説!
と題して、男の子の兜について解説していくので参考にしてくださいね。
一般的に現代では飾る場所は決まっていませんが、「良い」とされている
場所はあるようです。
風水では、人形を玄関に飾ることは良くないといわれています。
玄関は運気が入ってくる重要な場所であり、
人形というのは玄関から入ってきた運気を吸い取ってしまうといわれます。
鏡も、玄関から外が見える位置に置くと運気が外へ跳ね返ってしまうともいわれるほどです。
運気が玄関で吸い取られてしまっては、部屋にいる自分たちまで届きませんよね。
風水を気にする方は玄関に人形を飾ることはあまりオススメしていません。
それでは、どこに飾ったらいいの?と思いますよね。
五月人形は昔は和室の床の間(床が一段高くなっている場所)に飾られるのが一般的でした。
家の中で格式が最も高い場所に飾られる風習があったんですね。
ですが、最近は床の間といわず和室もない家庭も増えてきました。
もし和室があるのなら和室に飾るのがベストですが、
五月人形はやはり男の子の成長をみんなで願って飾るものなので、
家族からよく見える居間やリビングに飾ってあげるのが良いとされています。
また、方角について気にされる方もいるかと思いますが、
これも特別な決まりやルールはなく
どこの家庭でも自由な方角に飾ることができます。
わが家も男の子が2人いるのですが、家族で眺められるリビングにドンっと飾っています^^
かっこいいものが大好きな息子たちはキラキラの兜を見て大喜びしていますよ~!
兜を飾る時期は、大安、吉日を気にする方もいるか思いますが、現代では
飾る時期も明確な決まりはありません。
端午の節句の5月5日より前に出せば良いのでご家庭の都合の良い日に飾ってくださいね。
だいたいの目安が気になりますよね。
短すぎる、5月4日に出して一夜限りというのは「神様に対して誠意が欠ける」ということもあり、
あまり良くないようです。
せっかくのお祝い事なので早めに出して長く飾りたいですね。
逆に早く出したい!という方でも3月の春分の日から1週間、
春のお彼岸の先祖供養の行事が日本にはあります。
この1週間は仏様の行事となるので、ご先祖供養に集中する時期でもあります。
この時期に出すのはちょっと控えたいです。
なので、春のお彼岸が明けた3月25日以降のから出すのが良いとされています。
4月頃から飾りだして5月5日まで飾るという方が一般的で多いですね。
こどもの日が終わったら、なるべく早く片付けて5月中旬には終えられるといいですね。
「節句」とは、季節の変わり目という意味なんです。
鎌倉~室町時代のかつて、武家では梅雨に入る前の時期に武具に風を通して、
虫干しと手入れをするために、鎧や兜を出して、家の中に飾る習慣がありました。
端午の節句に兜や弓が飾られるのは、このような武家の習慣に由来しているといわれています。
そして、昔の風習では季節の変わり目には邪気が寄りやすいといわれていて、
季節ごとに飾りとお供えものをし、厄払いをして無病息災を願っていました。
武将にとって兜や甲冑は、身を守る大切な装備ですよね。
そんなことから、五月人形の兜や甲冑には「わが子を守ってくれるように」という願いが
込められています。
カブト!と聞くと、戦いの武器のようなイメージがありますが、
守ってもらうものという意味があったんですね。
鎧は「身につける」「物をまとって敵から身を守る」という意味があり、
節句の鎧・兜は男の子が病気や事故などの厄災から身を守るためのお守りという意味があります。
そして鎧や兜は一年の無事な成長に感謝しながら、毎年飾るものとなっています。
五月人形、兜についていかがだったでしょうか。
兜はみんなが見える場所に飾って、毎年、息子の無病息災を願いたいですね。
愛情のこもったお節句を繰り返し経験させてあげ、
自分に強い自信を持ってたくましく育ってほしいです!