かつてロックバンド「シャ乱Q」のフロントマンとして活躍した「つんく♂」ことつんくさん。「モーニング娘。」などのハロー!プロジェクトのプロデュースを行っていることでも有名ですよね。最近は表舞台で姿を見ることは少ないような気もします。
今回はそんなつんくさんの現在の活動などについて調査しました。
かつてはボーカリストとして名を馳せていたつんくさん。2013年にはシャ乱Q結成25周年記念ライブツアーを行ったり氣志團万博に出演するなど表舞台で歌手活動を行っていましたが、2014年3月に喉頭がんを患ったことを公表しました。このがんは同年9月に一旦「完全寛解」が発表されるなど、一時は明るい方向に進んでいたようですが、その後がんが再発見され、手術。最終的に声帯摘出手術を受けなければならない状態となり、2015年4月に声を失ったことを自ら公表しました。
声帯を完全に取ってしまっているので、つんくさんは以降も今現在まで話せるようになるといったことはなく、歌手活動などは出来なくなってしまいました。近年テレビ出演する際はパソコンなどの機械に文字を入力、それをモニターに映す形で会話を行っています。しかしどうしても制限はかかりますから、表舞台に姿を現すことが少なくなった理由に声帯の摘出が影響しているものと思われますよ。
2015年7月には、つんくさんが「食道発声法」のトレーニングを重ねているということが報じられたりもしました。これは「空気を食道に飲み込んでから腹の圧力で押し出して食道の粘膜を振動させて声を出す」という発声方法とのことで、習得はとても難しいとされています。それでも、つんくさんは聞き取りにくいほどの小さな声ではあるものの、発声することができるようになったという情報もありますよ。ただ、近年もつんくさんがメディアで食道発声法により言葉を発する姿は目撃されていません。
つんくさんがプロデュースしたアイドルの一人である松浦亜弥 現在も話題となりましたが、つんくさんは現在どのような活動をされているのでしょうか。
近畿大学の卒業生であるつんくさん。2016年から近畿大学の入学式をプロデュースするという仕事も行っており、2025年の入学式にもつんくさんが登場しました。録音していた音声を流してメッセージを流しながら、自身もそのメッセージに合わせて頷いてみせたり首を振ってみたりと、新入生達に思いを直接届けていましたよ。これから通うことになる大学のOBからのメッセージは、新入生達にも強く響いたことでしょう。
https://www.youtube.com/watch?v=9CT6EfhiSOI
出典:oricon
2023年から2024年にかけては、TBSの朝のバラエティ番組「ラヴィット!」の企画に登場しました。同番組では曜日レギュラーとしてギャル曽根さんが出演しており、番組内で過去にギャル曽根さんがメンバーを務めていた女性アイドルグループ「ギャルル」の話題が触れられるということが度々あったのです。ギャルルの楽曲はつんくさんが作詞作曲を担当していましたよ。
そういった流れがあり、2023年につんくさんがラヴィット!に出演した際、「ギャルルの新曲を作ってほしい」と依頼されることになったのです。
つんくさんは「やるからには本気で」と、オーディションを開催して新グループ結成を決意。番組内でメンバーオーディション企画が進行していき、つんくさん自らメンバー選定に関わってギャル曽根さん含む9人組新グループ「超ギャルル」が結成されました。つんくさんは新曲「めちゃヤバ Boom Boom」の作詞作曲も担当しましたよ。
声を失ったつんくさんですが、楽曲制作は未だに行っているのですね。鼻歌やハミングなどをベースに曲を作ったり、という人も多いので、声なしで曲を作れるというのは凄いことです。
つんくさんの近年の活動として、外せないのが任天堂からリリースされているゲームシリーズ「リズム天国」の最新作の発売が決定しているということです。元々リズム天国は、つんくさんが任天堂の音楽ゲーム「ドンキーコンガ」の開発に少し関わった際に、リズムゲームの在り方について自身で思うことがあり、自ら企画書を書いて任天堂に提出、より深く開発に関わる形で生み出されたゲームシリーズです。ゲームに登場する音楽もつんくさんが制作したものが多くあるのが特徴的ですね。
2006年に第一作が発売され、その後2008年、2011年、2015年に続編が発売されましたが、以降10年ほどにわたって新作情報が出ておらず、新作が待望されていました。
2025年3月27日のNintendo Directでは、リズム天国の待望の新作「ミラクルスターズ」の情報が初出しされ、多くのファンを沸かしました。この発表の際にはつんくさんもメッセージを出しており、同作にもつんくさんが関わっていること、「数年の間めっちゃ曲をあたためてきた」ことを明かしていますよ。ここ数年はこのリズム天国の開発に関わっていたということになりますね。同作の発売は2026年を予定されています。
ネット上では、つんくさんの現在の年収について「3億円」とする情報もありますが、現在つんくさんは表での活動が少なく、具体的な年収を判断する材料はあまりありません。それでも、これまで多数の楽曲を世に送り出し、プロデュース業なども行ってきたつんくさんの年収は、それこそ億円単位であってもおかしくありません。
過去には国の高額納税者の納税額が公にされていた時代もあり、その情報によると、つんくさんは個人所得で5億円ほど得ていたのだとか。全盛期の年収は10億円以上だと推測されていますよ。各種印税もかなり入ってきていたのでしょうね。
今回はつんくさんの病気や現在の状態、現在の活動について紹介しました。歌手をされていた方にとって、声帯を失うという決断はあまりにも重いものであったことでしょう。一方で、喉の病気になる可能性は声帯を人よりも使う歌手にこそ大きいというのもまた一つの事実なのでしょうね。つんくさんのこれからの活躍にも要注目ですよ!